アメリカ軍視点?
「アメリカ軍の記録したガダルカナル」という題名ですが、アメリカ軍視点ではありません。
ちょっと騙された気分になりました。
「写真で見るガダルカナル戦」といった感じです。
よく戦ったよ
戦後悲惨な戦いの代名詞ともなった「ガダルカナルの戦い」。日本人カメラマンが残した写真は皆無に近く、ここに載せられた写真のほとんどは米軍の従軍カメラマンによるものである。当然だが、日本軍の悲惨さのみが強調され、米軍負傷者、死者はわずかしか載ってない。しかし日本軍の死没者21138人に対し、米軍は6842人であった。日本軍の死没者の半分以上が餓死と栄養失調に伴う病死であるから、制空権を握られ圧倒的火力の差の中でよく戦ったといえる。大本営の作戦ミスを指摘することは容易だが、限られた糧秣と弾薬で祖国のために悪環境の中、死力を尽くして戦ったことは語り継がれてもいいのではないだろうか。
衝撃的な写真が飢島の悲劇を語る!!
ガダルカナル島を巡る戦闘(1942/7から1943/2)を日本軍側から記録した本は数多く出版されている。 しかし、米軍からこの戦いをどう見ていたかは、日本語訳されたものは意外と少ない。 この本は地図・写真が豊富でわかりやすい。 日本の本を読むと、米軍の火砲の物量の凄さが多数記述されているが、この本を読んでみて、アメリカ軍は、物量によって日本軍を押していたわけではないのが意外だ。この戦い以降は、物量の差が大きくなるのだが、この戦いでは互角だったようだ。効率の違いと制空権の差が戦いの明暗を分けたことがよくわかる。 日本軍のやせこけた死体の写真が数多く掲載されているが、これを見ると、ガダルカナル島が「餓島」だったことがよくわかる。見るのが非常に辛いが、正面から見据えなければならない真実がここにある。
草思社
太平洋戦争 日本の敗因〈2〉ガダルカナル 学ばざる軍隊 (角川文庫) 太平洋戦跡紀行 ガダルカナル 最強の狙撃手 遠い島 ガダルカナル (PHP文庫) ガダルカナル戦記〈第1巻〉 (光人社NF文庫)
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